夏の暑さは年々厳しくなっており、暑い時期が長くなっているように感じます。
世界的な気温上昇、いわゆる地球温暖化の影響により、日本でも猛暑日が増え、暮らしの快適性への関心が高まっています。
エアコンや断熱といった住環境の対策は広く知られていますが、意外と見落とされがちなのが「家具の体感温度」です。
特にソファは、長時間体に触れる家具であるため、素材によって座り心地が大きく左右されます。
特に合成皮革のソファを使用している方からは、「夏に座るとソファが熱い」「長時間座ると蒸れてしまう」といった声も少なくありません。
では、なぜ合成皮革は熱く感じやすいのでしょうか。

一般的な合成皮革は、布地の上にポリウレタン(PU)やPVCなどの樹脂をコーティングして作られています。
このコーティングによって汚れや水分に強く、お手入れがしやすいというメリットがあります。
そのため、家庭用ソファだけでなく、店舗や公共施設の家具など幅広い用途で使用されています。

しかしその一方で、表面の樹脂層は空気や湿気を通しにくいという特徴があります。
そのため、
・体温による熱がこもりやすい
・湿気が逃げにくく蒸れやすい
・日光が当たると表面温度が上がりやすい
といった理由から、夏場には「座ると熱い」と感じることがあります。
特に近年は猛暑日が増え、室内でも体感温度が高くなりやすいため、家具素材の快適性がこれまで以上に注目されるようになってきました。
こうした課題を解決するため、弊社では熱くなりにくい合成皮革素材の開発に取り組んできました。また、合皮本来のメリットである
・汚れに強い
・水拭きができる
・耐久性が高い
といった特性はそのままに、快適性を高めることを目指しました。

下図はビームランプによる温度上昇抑制試験データになります。

このような特徴から、近年では家具用途だけでなく、さまざまなシーンでの活用も検討されています。
例えば、山岳地帯の観光施設では、登山用リフトの座面への採用事例が生まれています。
屋外に設置される設備では、直射日光による温度上昇が大きな課題となりますが、熱くなりにくい素材は利用者の快適性向上につながります。

また最近では、
・アウトドア用クッション
・プールサイド用ソファ
・屋外施設のベンチ
などへの応用についても、多くの問い合わせをいただくようになりました。
屋内だけでなく、屋外環境でも快適に使用できる素材として、活用の可能性が広がっています。

これからの住環境では「変化していく環境への対応」がますます重要になっていくと考えられます。
その中で、家具素材も単にデザインや耐久性だけでなく、快適性といった視点も求められるようになっています。
熱くなりにくい合成皮革は、こうした時代のニーズに応える新しい素材の一つです。
ソファやクッションといった身近な家具の快適性を高めることで、より心地よい暮らしの空間づくりに貢献していきたいと考えています。
今後も、快適性と機能性を両立した素材開発を通じて、さまざまな生活シーンに新しい価値を提供していきます。

2026年04月27日(月)
生地だけで終わらない、モノづくりのパートナー
生地だけで終わらない、モノづくりのパート…
私たち東京シンコーレザーは、1956年の創業以来、合成皮革をメインとした生地を扱ってきた専門商社です。
合成皮革は見た目の美しさも重要ですが、用途や目的に合わせて耐久性、扱いやすさ、防炎や難燃性能なども考慮し、お客様に最適な生地をご提案しております。
これまで、飲食店の椅子張地・ホテルのソファ・商業施設の什器・オフィス家具など、さまざまな空間で使われる製品に携わってきました。
しかし、私たちの仕事は「生地を販売して終わり」ではありません。生地の特性を理解したうえで、その先の縫製加工まで見据えた提案ができることが、私たち東京シンコーレザーの強みです。
最近、社内にミシンを導入しました。その理由はとてもシンプルです。
「縫製品は試作を作らなければ話が進まない」
これまで何度もそう感じる場面がありました。
図面や言葉だけでは伝わらない厚み・縫い目の表情、曲線の見え方。
「この生地で、この仕様は可能か」
「仕上がりの雰囲気はどうなるのか」
といった問い合わせに対し、たたき台の試作が一つあるだけで打ち合わせのスピードも精度も大きく変わります。
特に合成皮革は、天然皮革とは異なる伸び方や縫い目の出方をします。カタログの写真だけでは判断できない「実物の手触り」や「縫製後の表情」を確認できることが、お客様の意思決定を後押しします。

協力会社に依頼すれば、もちろん高品質な縫製は可能です。
ただ、初期段階の確認やアイデア出しのフェーズでは「まずは形にした簡単な試作」をできるだけ早くお見せしたい。
そのために社内にミシンを常備し、簡単な試作や縫製テストを行える環境を整えました。
完璧な製品を作るためではなく、案件を前に進めるための試作を素早く用意する。
この小さな一手間が、結果的にお客様との認識のズレを減らし、手戻りを防ぎ、最終的な製品の完成度を高めることにつながると考えています。 試作があることで、
「この縫製ではコストが合わない」
「この生地では強度が足りない」
といった課題も早期に発見でき、仕様変更の判断もスムーズになります。
社内だけで完結させるのではなく、長年信頼関係を築いてきた協力工場と連携し、縫製案件に対応しています。
バッグや小物、資材用途など、生地ならではの特徴(クセ)を理解した工場だからこそ、安心した仕上がりが可能です。
「この生地は縫えるのか」
「どんな仕様が現実的か」
「縫い代はどのくらい必要か」
といった段階から相談できるのも、素材と加工の両方に関わっている弊社ならではと言えます。
生地の選定から試作、本生産まで、一貫してサポートできる体制を整えています。
生地は使われて初めて価値を持ちます。
私たちは合成皮革という素材を起点に、縫製・製品化までを見据えたサポートを行い、お客様のものづくりに寄り添う存在でありたいと考えています。
「生地の相談」から「縫製の依頼」まで、ワンストップで対応できることが、お客様の手間とコストの削減にもつながります。
生地のことなら、ぜひ私たちにご相談ください。
私たちの強み 私たち東京シンコー… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1534/
2026年03月25日(水)
PVCレザーのお手入れ方法について
PVCレザーのお手入れ方法について
私たち東京シンコーレザーでは長年にわたり「PVCレザー」を扱ってきましたが、2024年に制定された新しいJIS規格により、『革』『レザー』という用語の定義が制定されました。
これにより、『革』『レザー』という用語を、人工皮革・合成皮革・皮革繊維再生複合体以外の人工的な材料の名称に使用することは、JIS規格に適合しなくなりました。
JIS規格には法的強制力はありませんが、これに準じた場合は弊社の扱う塩化ビニール樹脂素材は「レザー」と呼べない事になってしまいます。
しかしながら、「ビニールレザー」という名称が非常に一般的で、業務をする上では他の言葉で言い換える事が難しい為、我々は今後もレザーの名称を使用することといたします。
その上で、改めて【本革】と【PVCレザー】の在り方を考えたいと思います。
革製品は、はるか昔から人類の生活に用いられ、丈夫でエイジングも楽しめるロングライフな素材です。皮を革製品として活用することは、脱炭素にもつながるエコでサステナブルなサイクルです。
一方、PVCレザーの原材料は塩素が60%以上を占め、石油由来が少なく、高い耐久性がある点において、環境に配慮された素材と言えます。また色や柄が豊富で、意匠性に優れた高付加価値素材です。本革と同様にインテリア、生活雑貨等に多く使用され、人々の生活には欠かせません。
以上からビニールレザーは本革を模した代用品ではなく、異なる用途・特徴を持ったまったく別の素材で、適材適所で使い分ける事によって補い合うべき関係だと考えます。
本革との大きな違いは、ビニールレザーは育てる事ができず、「経年劣化」してしまい、耐久性に劣る事があげられます。
前置きが長くなってしまいましたが、この劣化を遅らせる事で、弊社のPVCレザーの寿命をより延ばす事が可能となりますので、是非これから紹介するお手入れを実践してみて下さい。
PVCレザーの最大の敵は、ホコリと油分です。
1.定期的な乾拭き
柔らかい布で表面のホコリをさっと拭き取ってください。
ホコリがシボに溜まると、湿気と混ざって表面のベタつきの原因になります。
2.汚れたらすぐ拭く
撥水性に優れているので飲み物などをこぼした際は、拭き取ればほとんどの汚れは落ちます。
ネット検索やAIが教えてくれる方法に「中世洗剤」が必ず出てきますが、油汚れにたいしては「アルカリ性」洗剤を用いるのが一般的です。
その為、市販の洗剤の大半がアルカリ性です。
では中性洗剤とは具体的に何を指しているのでしょうか?

ドラッグストアで確認できたのは「ウタマロ」と「泡クリーナー」の2商品だけでした。
しかしながら、この商品しかビニールレザーのお手入れに使えないというわけではありません。
むしろ「アルカリ電解水」などの弱アルカリ性の合成洗剤もご使用いただけます。
1.固く絞って拭く
柔らかい布を濡らし、固く絞って洗剤をつけてから全体を拭きます。
2.水拭きで仕上げ
洗剤成分が残らないよう、別の布で水拭きします。
3.完全乾燥
最後に乾拭きをして、湿気を飛ばします。

下記の事象を避けることで、PVCレザーの寿命を延ばすことが出来ます。
1.直射日光・高温を避ける
表面が硬くなったり、ひび割れ(クラック)の原因になります。
2.有機溶剤(アルコール・除光液・シンナー)の使用を避ける
表面のツヤが消え、溶けてしまうことがあります。
3.ビニール製品との密着
「可塑剤(かそざい)移行」という現象で、色が移ったり癒着したりします。
PVCレザーは、神経質になりすぎず、汚れたらサッと拭くという「気軽な付き合い」が一番の長持ちの秘訣です。
日々の細かいお手入れを是非、実践していただきたいと思います。
「レザー」の定義について 私たち… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1521/
2026年02月24日(火)
家具のメンテナンスもお任せ下さい
家具のメンテナンスもお任せ下さい
近年、家具のメンテナンス作業のご相談・ご依頼を頂戴することが増加傾向にあります。
・飲食店舗
・ホテル関係
・オフィス
・マンションの共用部
・ショッピングモール
上記以外にも数多くの施設様よりご相談を頂いております。
今回は、特にご依頼を頂きます「張り替え」について、ご案内します。
張り替えとは、チェアやベンチシート等、布地やビニールレザーが張り込んである部分の生地を剥がし、新しい生地に張り替える作業を指します。
単に生地を張り替えるだけではなく、座り心地や張り上りが良くなるよう、張り替える際にウレタンの交換や補充をすることもあります。
作業方法は主に2通りあります。
①製品をお預かりし、工場で作業をしてご納品する
②直接、現場で作業をする
作業方法や納期に関しては施主様とお打ち合わせをして決定します。
飲食店舗やショッピングモールでは、閉店後の夜間作業や開店前の早朝作業で対応することもあります。

オフィスでは土曜日や日曜日に対応することが多く、
・作業条件
・製品の形状
・生地の金額
その他の条件も鑑み、お値段等のご相談をさせていただきます。

弊社では、張り替えの数量や規模に応じ、レンタル製品のご提案等も行っています。
お客様のご状況を踏まえると共に、ご要望に応じて様々なご提案・お見積りの対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。
これからもメンテナンスの仕上がりにご満足いただけるよう、精進して参ります。
ご相談件数の増加 近年、家具のメ… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1501/
2026年01月29日(木)
椅子の生地が破れた?!そんな際の応急処置アイテムをご紹介
椅子の生地が破れた?!そんな際の応急処置…
イスやソファを使用していると、いつの間にか生地が破れてしまっている・・・そのような経験はないでしょうか?
そのまま放置しておくと、みるみる破れている範囲が広がり、見た目も悪くなる上に中身の素材にも影響が出てくる可能性があります。
今回は、その様な際にお使いいただける応急処置アイテム『リペア―S』をご紹介します。
リペアーSは合成皮革(PVCレザー)の小さな損傷の応急補修用シートとして開発された『軟質アクリル系粘着フィルム』です。
無色半透明で軟質の合成皮革になじみやすく、表面にはつや消し処理を施しているので手触り感もサラリとしています。
強力な粘着剤を使用しており凹凸のある表皮に対しても表面にプライマー処理を施すことにより、接着面をさらにはがれにくくすることが可能です。
水に強く、接着剤による黒ずみもありません。

・Aタイプ
290mm×200mm
・Cタイプ
97mm×200mm プライマー剤1個付き
どちらも取り扱い説明書付きなので、初めて手に取る方にも安心して手軽にご利用いただけます。
(Cタイプにはプライマー剤の説明書も付属します)
【長所について】
・シール状になっているので誰でも、簡単に使用できます
・強力な粘着剤により、はがれにくいです
・シートが透明なのでどの様な色の合成皮革にも対応できます
・長期にわたり使用しても粘着剤による黒ずみが出ません
・セルフカットなので補修部分の大きさに合わせて使用が可能です
【短所について】
・厚みがあるので、補修部分が目立ちやすいです
・布地には接着しにくいです
いかがでしたでしょうか?
弊社では合成皮革の販売だけでなく、合成皮革に関連する様々な商品をお取り扱いしています。
こんな商品はある?こんな商品は作れたりする?等々、お気軽にお問合せください!
破れが広がっていく恐怖 イスやソ… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1492/
2026年01月14日(水)
ナイロンとポリエステルについて
ナイロンとポリエステルについて
弊社では、カバンや袋物向けにナイロン素材やポリエステル素材のお取り扱いをしています。
今回は、同素材についてご説明をいたします。

高強度なナイロン「ストロンテックス」についてご案内します。



ナイロンとポリエステルの違い、ご理解いただけましたか?
「〇〇の様な生地があったらな・・・」「〇〇の様なカバンを創りたいんだけど・・・」
その様なご要望がございましたら、是非一度弊社にお問い合わせください。
お客様が求めている生地を、ご納得いただけるまでご提案させていただきます。
ナイロンとは? 弊社では、カバン… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1474/
2025年12月11日(木)
「レザー」とは?その分類と種類について
「レザー」とは?その分類と種類について
私たちの日常生活において、あらゆる場所でレザーが用いられているのを目にすることが出来ます。
例えばバッグや財布や手帳カバー、椅子やソファの張地など、様々な用途で使われています。
皆様は「レザー」と聞いてどのような生地を思い浮かべますか?
「レザー」と一括りに呼ばれていますがその種類は様々です。
今回はその点についてお話しします。

【天然皮革】
天然皮革は動物の皮から出来ています。皆様が一番に思い浮かべるのは本革とも呼ばれるこの素材のことではないでしょうか?
代表的なものとして、牛革や豚革などがあげられます。
特徴としては、高級感があり本革特有の経年劣化を楽しむことが出来ます。
ただし、デメリットとしてコストが高いこと、また湿気等に弱く、コンディションを維持する為に定期的なメンテナンスが必要なことが挙げられます。

【人工皮革】
人工皮革は極細状のポリエステルやナイロンの繊維を立体的に絡み合わせた不織布の基盤に、ポリウレタンなどの樹脂を含侵させて本革に似せた生地になります。
これがスエードタイプと呼ばれるもので、表面が柔らかくマットな質感で触り心地が良くバッグや衣類にも使用されたりしています。
さらにその表面にポリウレタン樹脂層を施したものは銀面タイプと呼ばれ水や汚れに強く、より耐久性を求められる靴やランドセルなどに使用されています。
人工皮革も比較的コストは高くなりますが、個体差のある天然皮革と比べて、均一幅でロール状に加工出来るため、裁断作業、歩合等のコストダウンが期待できます。
弊社の総合カタログでは「ディナミカ」がこのスエードタイプにあたります。

【合成皮革】
「合成皮革」とは、裏基布(織物、メリヤス、起毛布など)の上にポリウレタン樹脂、または塩化ビニル樹脂をコーティングさせた生地のことを指します。
従来レザー業界では「ポリウレタン(PU)樹脂のものを合成皮革」、「塩化ビニル(PVC)樹脂のものをPVCレザー(ビニールレザー)」と区別していましたが、現在はどちらも合成皮革と呼ばれるようになっています。
弊社の椅子張り用生地カタログ「ファニシングレザー」は、この合成皮革をメインに取り揃えています。
ポリウレタン樹脂の合成皮革は、ソフトな風合いで肌触りがよく高級感がありますが、塩化ビニル樹脂のものよりも高価になります。
また、ポリウレタン樹脂は長い間水分にさらされることによって加水分解という化学反応を起こして劣化してしまうことがあるので注意が必要です。
そのため、弊社商品では加水分解しにくい樹脂を採用しており、ジャングル試験という高温多湿で過酷な環境での試験を行って、長期間使用できるような品質を保っております。
塩化ビニル樹脂の合成皮革は水に対する耐久性があり物性強度もあります。また様々な柄を表現しやすくバリエーションがあるのも特徴です。
コストにつきましても他の素材に比べて一番抑えられるのではないでしょうか。
また、汚れたら拭き取るなど日常のメンテナンスが簡単な点も良く選ばれている理由です。

素材によって物性強度や機能性が異なってきますので、雑貨に使用されるものなのか、それとも家具に使用されるものなのか、またそれが公共施設なのか医療施設なのかなど、使用されるその場面場面で最適なものを選ぶ必要があります。


近年、植物由来の原料を使用した合成皮革や従来の原料を使用しない合成皮革など、エコや環境を考慮した素材が注目を浴びています。
弊社では、植物由来の原料を使用し、バイオマスマークを取得している「バイオマルチプル」や「アースレザー」、新しい原料のものではシリコンを使用した「シリコーレ」などがございます。

このようにレザーと呼ばれる素材が多岐に渡ったことにより、本来の革・レザー製品と誤認してしまう事態を懸念し、2024年3月より、「革」「レザー」と呼べる製品は動物由来のものに限定するとJISで規定されました。
主な内容は以下の通りとなります。
・革/レザー
従来の天然皮革
・エコレザー
環境に配慮して製造される革・レザー(天然皮革)
・皮革繊維再生複合材
革を細かく粉砕しシート状に加工したもの
・人工皮革/合成皮革
上記で記載した従来と同じ定義

長年にわたり販売させていただいている弊社合成皮革の商品名に「レザー」とつけているものもあり、今後どこまで厳しく規定されるのか懸念されるところではありますが、今後につきましては「レザー」という表現に、より気をつけていく必要があります。
そもそもは、消費者である皆様がその商品がどんな素材であるのかを理解し納得して選んでいただけることが一番だと思います。
普段何気なく見かけるその商品がどの種類にあたるのだろうか?と考えてみるのも面白いのではないでしょうか。
今後も新しい素材を皆様にお届けできるよう、開発を続けてまいります。
生活に密着した「レザー」 私たち… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1457/
2025年11月10日(月)
合成皮革に欠かせない『燃えにくさ』のお話し
合成皮革に欠かせない『燃えにくさ』のお話…
私たちの暮らしの中には、本物の革にそっくりな素材があちこちで使われています。
たとえばリビングのソファ、オフィスの椅子、車やバス、電車の座席など。

その多くに使われているのが「PVCレザー」や「PUレザー」と呼ばれる合成皮革です。
見た目や触り心地は革に近く、お手入れも簡単。さらに価格も比較的手頃なので、家庭から公共施設まで幅広い場所で活躍しています。
こうした合成皮革に欠かせない大切な性能のひとつが「燃えにくさ」、つまり難燃性です。
普段はあまり意識することがないかもしれませんが、火災のリスクを考えると、とても重要な役割を担っています。
火事は予期せぬタイミングで発生します。
特に電車やバス、病院、映画館といった人が多く集まる場所では、一度火がついてしまうと大きな被害につながりかねません。
そのとき、内装に使われている素材が燃えやすいか燃えにくいかは、被害の大きさを左右します。
難燃性を持つ素材なら、炎が広がるスピードを抑え、避難のための貴重な時間をつくり出すことができます。
つまり、燃えにくいという性質は、人の命を守るために欠かせない要素なのです。
PVCレザーは「塩化ビニル樹脂」を使った合成皮革です。
実はこの素材そのものに、火がつきにくく、燃えても炎が消える性質(自己消火性)があります。
こうした特性のおかげで、PVCレザーは公共交通機関の座席や病院の待合椅子など、火災対策が重視される場面で広く利用されています。
ただし、課題もあります。PVCは燃えると黒い煙や有害なガスを発生することがあり、安全面で懸念される場合があります。
そのため近年では、煙の発生を抑えたり、より安全な難燃剤を組み合わせたりする技術が進化しています。
一方のPUレザーは「ポリウレタン樹脂」をベースとした合成皮革です。
PVCに比べて軽く柔らかく、しなやかで高級感のある質感が特長です。
そのため、高級家具や車の内装などにも人気があります。ところがポリウレタンは可燃性が高いため、そのままでは火に弱いという欠点があります。
そこで、素材に「難燃剤」と呼ばれる薬剤を加えたり、表面に燃えにくいコーティングを施したりして安全性を高めています。
特に飛行機や鉄道車両で使うPUレザーは、国際的に非常に厳しい燃焼試験をクリアする必要があります。

たとえば、燃えにくいだけでなく「煙の量が少ないこと」や「有害ガスをできるだけ出さないこと」も求められます。
燃えにくさをめぐる基準は、年々厳しくなっています。ヨーロッパやアメリカでは家具にも燃焼試験が義務付けられており、日本でも建築基準法やJIS規格に基づいて評価されています。
こうした規格を満たすだけでなく、デザイン性や耐久性、さらに環境への配慮も同時に実現する必要があります。
普段、ソファや電車の座席に座るとき、「これは燃えにくい素材かな」と考える人はほとんどいないでしょう。
しかし、合成皮革の「難燃性」は、いざというときに人の命を守る大切な性能です。
見た目や手触りの良さの裏には、安全を支えるための技術がしっかり詰まっています。
これから先、合成皮革の難燃技術はさらに進化し、より快適で環境にも優しい製品が登場していくでしょう。
様々な用途に利用されている合成皮革 … https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1450/
2025年10月14日(火)
コントラクト(業務用)家具のお取り扱いについて
コントラクト(業務用)家具のお取り扱いに…
弊社では、家具用PVCレザー等の素材の販売だけでは無く、飲食店やホテル・クリニック等に向けてコントラクト家具(業務用家具)の販売も行っています。
主要な家具メーカー様の商品をほぼ全て取り扱いしていますので、イメージに合った商品をセレクトして、まとめてコーディネートが可能です。
家具を決定する際の商品が多すぎて悩む、各社への手配が面倒といったお悩みを弊社で解決させていただきます。
現場までの輸送、搬入設置も納期に合わせて承ります。
エリアは北海道から沖縄まで全国対応、担当営業が現場まで脚を運び、現場調査から引き渡しまで責任を持って対応したします。

最近、家具をネットで購入するケースが増えておりますが、届いた商品が不良品だった、組立が上手く出来ない等のトラブルに見舞われる事があります。
弊社にご依頼いただければそのようなご心配は不要で、その場で迅速にメーカーと打ち合わせの上、最適な対応を取らせていただきます。
購入後のアフターケアについても、張替・修理等対応を行っており、修繕まで責任を持って対応させていただきます。
メーカー既製品の販売だけでなく、特注家具の製作も承っております。
ベンチソファはもちろん、カウンターや書棚等の木製家具、テーブルや椅子の金物脚やディスプレイ什器等のスチール家具など、支給いただいた図面に基づいて国内提携工場にて製作いたします。
小ロットでも対応可能ですが、数量や納期等の条件が合えば低コストでの海外生産も可能です。
また図面が無くイメージだけの場合でも、商品の企画からお打合せさていただき理想の商品をご提案いたします。
飲食店等の現場では家具を置くだけでなく、壁や床へのアンカー工事が必要な場合がありますが、弊社はパチンコホールの椅子施工など、数多くの実績がございます。
難しい大型家具の据え付けやレイアウトなど、引き渡しまでお任せください。
もちろんSINCOL製品のカーペット、壁紙の現場施工についてもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
多彩な取り扱い家具 弊社では、家… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1434/
2025年09月09日(火)
多種多様なOEM製品のご紹介
多種多様なOEM製品のご紹介
以前こちらのコラムでご案内しております通り、弊社ではOEM製品をお取り扱いしておりますが、近年、各メーカー様から様々なご要望を頂戴するようになりました。
一例を申し上げますと、
・各種収納ケース
・カー用品
・アウトドア用品
・ノベルティ商品
など、多岐に渡ります。


製品化するにあたり、主なフローは下記の通りです。
【①お客様とのお打ち合わせ】
お客様のご要望を聞き取りすると共に、弊社加工品や採用事例品をご紹介いたします。
検討品のデザインや仕様書などを頂けますと、より中身の濃い打ち合わせが可能になります。
【②希望数量やコスト、納期の確認】
お客様がご希望される数量やコスト、納期を確認します。ご希望内容により、製造先の選定(国内or海外)をします。
【③お見積書のご提示】
お客様のご要望を踏まえ、お見積書をご提示します。
【④サンプル作製・量産スケジュールの確認】
サンプルを作製、お客様にご確認いただくと共に、スケジュールのご案内をいたします。
【⑤量産・納品】
スケジュールに沿って製造し、ご納品をさせていただきます。
インテリア素材のイメージが強い弊社は、OEM製品をご紹介すると驚かれることが多いのですが、実は多種多様な製品をお取り扱いしています。
不織布バッグや強度や耐久性、汎用性に優れたPPバッグ(ポリプロピレンバッグ)、縫製商品の納品実績も多数あります。
小ロットからでも対応可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。
多岐に渡るOEMのご要望 以前こ… https://www.tky-sincol.co.jp/topics/post-1410/
2025年07月15日(火)