「オルガテック東京2025」弊社ブースのご案内

コラム
2025.05.09
更新日:2025.05.12

オルガテック東京について

先般もご案内の通り、2025年6月に東京ビックサイトにて開催予定の『オルガテック東京2025』に昨年に引き続き出展します。

オルガテックとは、元々ドイツのケルンで70年の歴史があるオフィス家具の展示会で、アジアでもファニチャー業界における最先端技術やトレンドの発信の場を設ける事を目的として東京にて2022年にスタートした国際的な家具の展示会です。

展示内容について

弊社は、椅子やソファーに使用する合成皮革をメインで取り扱っている会社ですので、合成皮革を中心とした展示ブースを製作予定です。

オルガテックは、最先端技術やトレンドの発信の場ですので、今回も下記4点の新規開発商品を出品させていただきます。

①新素材『超防汚生地(合成皮革)』

②新素材『バイオマルチプル』

③吸音素材『意匠性+マグネットがく吸音パネル』

④吸音素材『吸音クッションパネル』

新素材『超防汚生地(合成皮革)』

合成皮革の良さは、本革のようなルックスを出せる事に加え、さまざまな機能性を持たせる事ができる点にあり、本革と比べてコストダウンを図れるメリットがあります。

合成皮革は本革に比べて汚れを拭き取りやすいという、元々の特性が有りますが、油性ボールペンやコーヒー等の浸透力の高い成分を含む汚れの場合は、布地に比べれば拭き取りやすいものの、それでも多少汚れが残ってしまう事があります。

お子様が食べ物をこぼしてしまったり、ボールペンで落書きしてしまう…なんて事もあるかもしれません。

そうした悩みを解決できるのが「超防汚」生地です!

表面に防汚性能の強い処理膜を施す事で、汚れ成分を生地内部に浸透させる事を防ぎ、汚れの大部分を拭き取れるような商品に仕上げました。

また、有機フッ素化合物は国際的に規制物質として懸念されつつある中で、本商品はPTFE(フッ素化合物の一種)フリーとなっております。

昨今のSDGsの観点から、我々のようなモノづくりに携わる企業は特に「作る責任」を求められています。

合成皮革においても、出来るだけ長く使える商品が求められているのです。

生地自体は破れたりしていなくても見た目で汚れてしまうと張り替えたり、場合によっては家具自体を廃棄するという事にも繋がりかねません。

超防汚生地がこうした事態になる事を少しでも減らせればと考えております。

また、超防汚生地はPVC(塩化ビニール)仕様に加え、TPU(熱可塑性ポリウレタン)仕様の2種類を展示予定です。

材料による感触の違い等も体感していただけたらと思います。

オルガテックでは超防汚生地の書き消し体験スペースを設ける予定です。

この機会に生地の特徴を実感していただければと考えておりますので是非当社ブースにお立ち寄りください!

新素材『バイオマルチプル』

弊社オリジナル商品で「マルチプル」というPVC合成皮革を販売しておりますが、今回マルチプルの派生品として、バイオ原料配合品の『バイオマルチプル』という新商品を開発しました。

こちらの商品は「バイオマスマーク10%」を取得した「PVC初の植物由来原料配合の合成皮革」となっております。

バイオマスマークとは、日本有機資源協会が定める以下の基準を満たした素材です。

➀ 製品中の成分のうち、一定の割合以上がバイオマス由来であること

➁ 品質や安全性が関連する法規、基準、規格等が適合していること

③ バイオマス由来の成分の割合を表示すること

➀のバイオマス由来の原料として、バイオマルチプルでは可塑剤(合成皮革の樹脂を柔らかく保つ為の添加剤)に植物由来の成分を配合して、商品の総重量の10.5%がバイオマス由来の原料で構成されるようにしています。

既に国際的にはもちろんの事、日本でもバイオマス原料を配合したさまざまな商品がリリースされておりますが、バイオマスマークを取得したPVCの合成皮革は当社の「バイオマルチプル」が初となっております。

ベースとなった「マルチプル」とはカラーラインナップも変えております。

オルガテックでは大判での生地見本も展示予定ですので、色味や質感等も手に取っていただけます。

吸音素材『意匠性+マグネットがつく吸音パネル』

昨今、音に対する興味関心が高まってきております。

そこで弊社もオルガテックで吸音素材の提案をさせていただきます。

従来の吸音パネルは、布地を表面材として構成された商品が一般的でしたが、今回弊社が提案する商品は、パンチング(穴あけ )された鉄板とパンチングされた化粧フィルムを貼り合わせた商品となります。

グラスウールをベースとして壁面に施工して、その上に本商品を重ねて施工する事でハード素材であるにも関わらず吸音効果を得られます。

表面には壁面や棚等の家具に使用される化粧フィルムを使用しており、フィルムには木目調や石目調等さまざまなラインナップがあり、布地とは一風変わったデザインを演出できます。

また、フィルムの下に鉄板がある事によって、マグネットを使用できる壁にもなり、画鋲を使わずに利便性の高い掲示板としても使用する事ができます。

吸音性能に関しては、データである程度見当を付ける事もできますが、やはり体験していただくのが一番分かりやすいと思いますので、オルガテックでは体験コーナーを設ける予定です。是非お立ち寄りの際に「聴いて」・「触れて」みてください。

吸音素材『吸音クッションパネル』

もう一点、吸音素材を展示させていただきます。

こちらはクッション性のある吸音パネルとなります。

合板をベースに吸音性のあるウレタンをクッション材として配置し、表面材を当社の合成皮革をパンチング加工した物で覆っています。

この構成によって、吸音性能がありながらクッション性のある安全な壁面を作る事ができます。

使う場面は色々と考えられますが、子どもが遊びまわるようなプレイルームや体育館等で安全を確保しながら吸音性能も得る事ができる壁面材となっております。

こちらも数ある合成皮革の中からお好きな色や柄を選ぶ事でどんなテイストにも馴染むようなスタイリングが可能です。

弊社ブースのご案内

オルガテック東京2025の開催概要および弊社ブースは下記の通りです。

【開催日時】

2025年6月3日(火)~5日(木) 10:00~17:00(最終日は16:00迄)

【会場】

東京ビッグサイト南1~4ホール

【東京シンコーレザーのブース】

南1ホール(1F)S1-N09

なお、入場には事前登録が必要です。こちらより「来場申込」のご登録をお願いします。

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。